Clean Coderを読んで学んだことなどメモしておきたいことをまとめました。
目次
プロ意識について
エンジニアとしてプロフェッショナルであることの心得について学ぶことができました。読んでいて過去に自身がやらかしたことが思い出されて胃がキリキリしました。間接的に説教されているような気持ちになり、改めて襟を正すいい機会になりました。
自分で責任を取る
間違いを避けられないとしても、責任を取るのがプロ。プロ意識を高めるために最初に心がけるべきことは、謝罪。謝罪して同じ間違いを何度も繰り返してはいけない。
動作することを把握する
手を変え、品を変え、あらゆる方法で何度もテストをする。テストを自動化し、書いたコードはすべてテストしなければならない。正常に動いていることを把握する。
構造に危害を加えずソフトウェアを柔軟にする
コードの柔軟性はその構造にかかっている。構造が不安定なら未来も不安定になる。つまり、ソフトウェアは適切なコストで変更できなければいけない。
コードのほぼ100%を網羅する自動テストがあり、思いついたらすぐに実行できるのであれば、コードを変更するのは怖くない。プロの開発者というのは、彫刻家が粘土を扱うように、絶えず形を作ったり整えたりしながらソフトウェアを作る。
労働倫理
プロは自分の専門知識の手入れに時間をかける。
ノーと言う・イエスと言う
プロの規律を失ってまでイエスと言うのは、問題を解決する方法ではない。規律を失うと言うことは、逆に問題を作り出すことになる。プロはノーと言うことを期待されている。優れたマネージャはノーと言ってもらいたがっている。
頼まれたことに全てイエスという必要はないが、イエスと言えるような創造的な方法を懸命に探さなければならない。
チームプレイヤーになる
チームプレイヤーになるということは、自分のポジション以外にも手を伸ばしたり、チームメイトが困っているときに助けるということ。
仕事でのプレッシャーについて
11章のプレッシャーについては特に響く内容でした。実際にプレッシャーで押しつぶされそうになったことが何度かあり、ただただパニック状態でした。今となってはここで書かれている内容の意味がよくわかります。
プレッシャーをうまく扱うコツ
プレッシャーのなかで平静でいるには、プレッシャーを生み出す状況から逃れることだ。これで完全に取り除かれるわけではないが、プレッシャーの軽減と期間の短縮につながる。
プレッシャーから逃れるには、コミットメントを管理して、規律を守り、クリーンを保つこと。プレッシャーを乗り越えるには、落ち着いて、コミュニケーションをとって、規律を守って、助けを呼ぶこと。
その他Tips
その他Tipsについてメモしておきます。
疲れている時にコードを書いてはいけない。
創造的なアウトプットは創造的なインプットで決まる。
TDDの3原則
- 失敗するユニットテストを書くまでプロダクションコードを書いてはいけない
- テストを失敗させる目的以外でユニットテストを書いてはいけない。なお、コンパイルできないのも失敗に含まれる。
- 失敗しているユニットテストが成功するまで他のプロダクションコードを書いてはいけない。